4月に伝えないと「確実に揉める」新入社員への一言|ウィンベル式無敵の労務管理Vol.88
4月に伝えないと「確実に揉める」新入社員への一言
ウィンベルの山口です。
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金曜日の今日は、「ウィンベル式無敵の労務管理」を配信します。
さて、本題です。
もうすぐ4月ですね。
4月は、新入社員が入社する季節です。
この時期、経営者の方からよく聞くのが、
という話です。
ですが、これは労働トラブルの観点からいうと、かなり危険です。
なぜなら、労働トラブルの多くは入社直後の「認識のズレ」から始まるからです。
そして一度ズレた認識は、ほぼ修正できません。
今日は、労務トラブルを防ぐために、新入社員に必ず伝えるべきポイントを解説します。
なぜ「最初」が大事なのか?
人は、一度「こういう会社だ」と認識すると、その後の出来事をすべてその前提で解釈します。
例えば、
- 残業がある →「聞いていない!」
- 指導が厳しい →「パワハラだ!」
- ルールが多い →「ブラックだ!」
このように、最初の説明不足が「会社への不信感」に変わるのです。
そして、この「不信感」こそが、労働トラブルのスタートラインになります。
経営者が必ず伝えるべき5つのこと
では、具体的に何を伝えるべきか。
最低限、次の5つは押さえてください。
①会社のルールは絶対であること
まず大前提として、「会社にはルールがあり、それに従ってもらう」ということを明確にします。
ここが曖昧だと、後から「そんなルール聞いていない」という話になります。
「就業規則等にはしっかり目を通しておくこと!」と伝えましょう。
②評価は「結果だけではない」こと
多くの新入社員は、「成果を出せば評価される」と考えています。
しかし実際には、
- 勤務態度
- 協調性
- 報連相
なども重要です。
この点を伝えないと、「頑張っているのに評価されない」問題が発生します。
③楽な仕事ではないこと
ここはあえて伝えるべきポイントです。
最近は特に、「働きやすさ」だけを重視する傾向があります。
そのため、「大変なこともある」ことを事前に伝えておくことが重要です。
そもそも、「働きやすさ」=「楽な仕事」という認識を有している方もいます。
そのため、これを言わないと、ギャップがそのまま不満になります。
④会社は学校ではないこと
意外と重要なのがこの点です。
新入社員の中には、
- 教えてもらって当然
- 守ってもらって当然
という意識の人もいます。
そこで、「自分で考えて動くことが求められる」というスタンスを明確にしておきます。
⑤不満は溜める前に言うこと
最後にこれです。
労働トラブルの多くは、小さな不満の蓄積から生まれます。
ですので、「不満があれば早めに言ってほしい」というメッセージを出しておくことが重要です。
これだけで、トラブルの芽をかなり摘めます。
実は「何を言うか」より「いつ言うか」が大事
ここまで読んで、「当たり前の内容だな」と思われたかもしれません。
しかし、最も重要なことは、「入社直後に言う」ことです。
このタイミングが大切です。
同じ内容でも、
- 最初に言う → ルールになる
- 後から言う → 押し付けになる
この違いは非常に大きいです。
労働トラブルは、突然起きるものではありません。
その多くは、「最初に言っておけば防げたもの」です。
4月のこのタイミングで、ぜひ一度、自社の受け入れ体制を見直してみてください。
本日は以上です。
それでは、よい一日を。
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