知ってますか?社労士診断認証制度|ウィンベル式無敵の労務管理Vol.75
知ってますか?社労士診断認証制度
ウィンベルの山口です。
このメルマガでは、「クライアントの勝利の鐘(ウィンベル)を鳴らす」というビジョンの実現を目指す中で、
- 私が目指す弁護士像
- 私をどのように活用してほしいか
- 皆さんにとって有益だと思う情報の共有
などを週3回、午前8時30分ころに配信します。
是非お知り合いにも紹介してください。
[登録用URL]
https://39auto.biz/winbell/registp/entryform2.htm
金曜日の今日は、「ウィンベル式無敵の労務管理」を配信します。
さて、本題です。
本日は、「社労士診断認証制度」について紹介したいと思います。
先日、福岡県社労士会東支部の研修会に登壇させていただきました。
その際のテーマが事業承継だったので、労務デューデリジェンス(労務DD)の話をさせていただきました。
以前、私が関与させていただいた労務DDの際、対象企業が社労士診断認証制度を利用して「経営労務診断適合企業」という認証マークを取得していたことから、労務DDの調査範囲は最低限で構わないと言われた経験があることをお伝えしました。
この話をきっかけに懇親会で研修会に参加された社労士の方から、この社労士診断認証制度って企業にとっていろんな効果があるんです!ということを教えていただきました。
その内容を皆さんにも共有したいと思います。
そもそも、この「社労士診断認証制度」とは何かというと、労務コンプライアンスや働き方改革に取組む企業を支援するため、所定の登録をしている社労士が企業を診断し、その診断内容に応じて企業に認証マークを発行する制度です(詳細はこちら)。
認証される種類は以下の3種類です。
①職場環境改善宣言企業
これから自社の職場環境を改善するぞ!と宣言した企業に与えられる認証
②経営労務診断実施企業
①の宣言を行った上で、社労士の診断を受けた企業に与えられる認証
③経営労務診断適合企業
①の宣言を行った上で、社労士の診断を受け、さらに診断必須項目の全てにおいて適正と認められた企業に与えられる認証
特に企業にとって有益なのが③経営労務診断適合企業です。
どのような点で有益かというと・・・
中小企業では労務DDの調査範囲を最低限にできたり、セラーズDDが不要になったりする
労務リスクの見える化が可能
高卒採用などの場合、学校の先生が認証マークがある企業を学生に勧めてくれたり、中途採用でも認証マークがある企業に募集が集まったり
私は、労務DDの場面でこの制度のメリットを実感しましたが、今回、社労士の方から教えてもらったメリットは、採用です。
採用の応募を増やすという観点からもこの認証マークに効果があるということです。
確かに、「経営労務診断適合企業」のマークがあれば求職者としては安心して応募ができるかなと思います(ま、「経営労務診断適合企業」って何やねん!名前がわかりにくいわ!もっとアピールしやすいわかりやすい名前にしろ!という気持ちは抑えてください。笑)。
実際の事例がコチラです!(西日本新聞より)
いずれにしても、企業としてはこの制度を使って認証を取得することは非常に有益だと思います。
興味を持たれた経営者の方は是非ご検討ください。
私も、社労士診断ができる社労士として登録しておりますので、お気軽にお声かけいただければと思います。
また、このメルマガは、社労士の方々もたくさん購読いただいておりますので、社労士の先生方には、この診断ができるように登録をされることをオススメいたします。
本日は以上です。
それでは、よい一日を。
バックナンバーはこちら 弁護士山口への質問箱





