聞いていいの?「あなたは健康ですか?」 その③|ウィンベル式無敵の労務管理Vol.74
聞いていいの?「あなたは健康ですか?」-その③-
ウィンベルの山口です。
このメルマガでは、「クライアントの勝利の鐘(ウィンベル)を鳴らす」というビジョンの実現を目指す中で、
- 私が目指す弁護士像
- 私をどのように活用してほしいか
- 皆さんにとって有益だと思う情報の共有
などを週3回、午前8時30分ころに配信します。
是非お知り合いにも紹介してください。
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金曜日の今日は、「ウィンベル式無敵の労務管理」を配信します。
さて、本題です。
本日は、採用面接時に健康状態を聞いてもいいのかシリーズの最終回です。
これまでのメルマガで採用面接時に健康状態を聞くことは問題ないということがご理解いただけたかと思います。
しかし、実際問題として、面接で直接、「健康状態を聞いてもいいですか?」というのは聞きづらいですよね。
また、仮に回答してくれたとしても、後日虚偽の回答だった場合、証拠が残りません。
そこで、私は、チェックシート(アンケートシート)の活用をオススメしています。
直接聞くより、紙に書いてもらう方が回答率も高いですし、証拠にも残せます。
私が使用しているチェックシートを共有しますので、是非ご活用ください。
ここからダウンロード!
ポイントは、<注意事項>です。
このシートに記載して提出したことをもって、健康情報の提供に同意したことにしています。
また、あえて精神疾患とそれ以外で分けて聞くようにしています。
まずは、精神疾患以外について回答してもらい、その後精神疾患について聞くという形にしておくと、精神疾患についての回答率も上がります。
なお、よくこのようなシート内に「回答内容と異なる事実が発覚した場合、内定の取消しや解雇等いかなる処分を受けることに同意します。」という文言を記載することがありますが、私はオススメしません。
目的は、採用前にその人の健康状態を聞き取ることですから、回答率を上げるべきです。
このような文言があると、回答を避ける可能性もあります。
また、仮にこのような文言を入れておいたとしても、実際後日異なる事実が発覚し解雇した場合、裁判所がその解雇を有効と判断するかは別問題であり、この文言があるから全ての解雇が有効になるということはありません。
是非みなさんの会社の採用にも活用いただければと思います。
本日は以上です。
それでは、よい一日を。
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