従業員への指導教育の仕方|ウィンベル式無敵の労務管理Vol.67
従業員への指導教育の仕方
ウィンベルの山口です。
このメルマガでは、「クライアントの勝利の鐘(ウィンベル)を鳴らす」というビジョンの実現を目指す中で、
- 私が目指す弁護士像
- 私をどのように活用してほしいか
- 皆さんにとって有益だと思う情報の共有
などを週3回、午前8時30分ころに配信します。
是非お知り合いにも紹介してください。
[登録用URL]https://39auto.biz/winbell/registp/entryform2.htm
金曜日の今日は、「ウィンベル式無敵の労務管理」を配信します。
さて、本題です。
本日は、従業員の指導教育の仕方についてお話したいと思います。
今回はあくまでも労働トラブル防止の観点からの指導教育です。
皆さん、普段どのように従業員への指導教育をしていますか?
おそらく、指導教育の対象となる従業員と面談して、口頭で指導教育しているケースが多いと思います。
このやり方は、労働トラブル防止の観点からは非常に危険な方法です。
指導教育には、様々なリスクがあります。
一番のリスクは、指導教育の体でパワハラが行われることです。
相手の態度によっては、感情的になってしまい、意図せずパワハラに発展してしまいます。
さらに、指導の痕跡が残らないこともリスクです。
指導教育の先には何がありますか?
もし、指導教育によって成果が出なかったら、「諦める(=辞めてもらう)」という判断になると思います。
その際、解雇や退職勧奨などの手段がありますが、その時、重要になるのが、会社がどのぐらい指導教育をしていたかという点です。
この点の証拠がないと、なかなか解雇も退職勧奨も上手くいきません。
では、どんな証拠を残しておく必要があるか?
ただ、指導をしていたというだけでは足りません。
具体的に、従業員に何を求めたのか、その結果、どうなったのかという点まで証拠を残しておく必要があります。
そこで、私がオススメしているのは、表形式にした改善指導書です。
ダウンロードできるようにしてますので、ご活用ください。
ここからダウンロード!
そして、実際に指導を行う場合は、この表を更新しながら進めていく形です。
そうすれば、従業員が改善しているのか、改善傾向にないのかが一目瞭然でかつ記録に残ります。
面倒かなと思うかも知れませんが、労働トラブルが起こるリスクを低減するためには、日々のこのような点を徹底的に行うことが重要です。
本日は以上です。
それでは、よい一日を。
バックナンバーはこちら 弁護士山口への質問箱





