退職の多様化-その①-|ウィンベル式無敵の労務管理Vol.52

退職の多様化-その①-

ウィンベルの山口です。
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金曜日の今日は、「ウィンベル式無敵の労務管理」を配信します。
さて、本題です。
本日は、退職の多様化というテーマで話をしたいと思います。
最近、退職の形が色々と増えてきています。
特に多いのが、「退職代行」ではないでしょうか?
とにかく話題になってますよね?
マイナビの調査によると、16%以上の人が退職代行サービスを利用したことがあるそうです。
退職代行業者から連絡があるのが常識になる可能性もありますね。
退職代行業者の是非については、様々な意見があるかとは思いますが、私の個人的な意見としては、退職代行業者を挟むことによってスムーズに退職手続きが進むならむしろ会社も退職代行業者を利用しちゃえばいいじゃん!と思っています。
もちろん、直接退職の意思を伝えにきてくれれば、引き留めるための説得ができたとか、ちゃんと辞める理由を知りたいとか・・・色々と思うところがあるのは私も同感です。
ただ、仮に直接退職届を出しにきてくれても、果たして説得して退職の意思を翻してくれるでしょうか?正直に辞める理由を教えてくれるでしょうか?
人が辞める際に、経営者の方がよく考えるのは、
- ①人員の補填どうしよう
- ②業務の引継ぎちゃんとやって欲しい
この2点ではないかと思います。
①については、この要請から退職するなら早く退職の意思を会社に伝えてほしいということになると思います。
これは、就業規則の工夫で解決できます。
②については、退職代行業者が間に入ると逆にスムーズに行くケースがあります。
退職代行業者は早く依頼者を退職させたいので、業務の引継ぎを行ってもらわないと退職の承諾ができないと伝えていただくと、依頼者に業務の引継ぎをするように促してくれたりします。
依頼者も早く退職したいと思っていますので、業務引継書が後日提出されたりすることもあります。
退職代行業者は、逆に会社側が活用するという視点も持っておくとよいと思います。
他にも対応の際の注意点はありますので、また次回お伝えできればと思います。
本日は以上です。
それでは、よい一日を。
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